金曜日, 8月 03, 2007

SさんとIさんへのメール

9条の会呼びかけ人のひとり 、小田実さんが亡くなりましたね。吉岡忍さんが新聞に、小田さんの思い出を書き、参議院選の結果に関心を持つ気になれないほど気が重いということを書いていました。

民主党は大勝だったけれど、9条ネットは誰も当選できませんでしたね。

この春の統一地方選で2人の友人が民主党から京都市会議員に当選しました。2人とも70年前後、小田実さんが呼びかけ人だった「京都べ平連」で中心的な役割をしていました。

民主党は、一応、党として改憲の方向を目指しているし、そうかといってまだスターリニズムの空気が残っていそうな共産党を応援する気にもなれないし、社民党は空回り気味で力が出ないようだし、ぼくも何だか戸惑いの重い気分で、月曜日の朝を迎えました。

9条を守ることで大同盟を組めないのはこの国の大きな不幸かもしれないと思ったりします。

選挙で過半数といっても、投票者の過半数だから、有権者の30%以下ということです。しかもそこには未成年者とか、外国籍の人とか入ってないんだから、この国に住む人全体からいえば、はっきり意思表示できたのは2割そこそこということですよね。これで民主主義といっていいのかな?

もっとも多数の選択がいつも正しいとは限らない。完全な多数決の選択よりも、一人の天才の判断のほうが良かったという場合だってありうる。とくに構成する人口が多ければ多いほど、健全な民主主義は機能しにくくなるのかな?「結果ではなくて、プロセスが大事なんや!」
っていう人もいますが。

ドイツのヒトラーみたいのは御免ですが、国が拡がり人が急速に増えたローマで、カエサルのような人が現れたのは、当時のローマとしては必然であり、ローマ人の正しい選択であったかもしない。

このくそ暑いのに、ぼくの脳みそはこんな取り止めもないことを考えておるようです。
老人性うつ病にならないように気をつけなくては・・・!

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